平成ガメラ

何故か、平成ガメラにハマってしまって1,2、3を借りて観ている。
以前にも見たけど、あらためて見直すとやはり名作だ。
1の大怪獣空中決戦は、王道の怪獣映画だと思う。まあ、藤谷文子も幼くて可愛いこと。
ミサイルが飛んでくるところの見せ方や、プラズマ火球の映像なんぞもいいと思う。
ギャオスも凶暴な感じが出ていて、造形としても文句無い。しかし、大気圏突入時の熱に耐えられる生物って、いったい...。
最後の一騎打ち的な緊張感もたまらん、まあ、ガメラが勝つんですけどね。

2のレギオン襲来も面白い。ただ、夜の場面が多いせいか、画面がやや見にくい。
ガメラ復活の場面では、不覚にも目から汗がっ!

3は色々言われてるし、確かにとっちらかっちゃった感は否めないけど、好きだ。
渋谷壊滅のシーンは凄まじいの一言。炎のなかに飛び上がる人影って、怖すぎるよー。
ギャオスがなかなか落ちてこない演出もじりじりする。落ちたあとは、阿鼻叫喚になるんですけどね、引っ張り感が凄い。
京都も炎上してしまうしねー。だけど、あんだけ一般人は死んじゃうのに、主人公達は死なない不思議。
色々伏線も未回収だし、山咲千里は何しに出てきたんだろう?イリスを封じ込めていた宝剣の扱いもちょっとなー。

今回ガメラ見たさに、ブルーレイプレーヤーを買ってしまった私だが、後悔は無い。
今回のガメラは3巻とも、ブルーレイでした。ほんとなら映画館で見たかった...。イリスの公開が1999年だから、15年前の映画だけど全然色あせてない。最近は怪獣映画はほとんど無いけど、こんな映画作れるんだろうか。
でも、3巻とも子供向けじゃないよなー、大人は観てて飽きないけど子供は怖がってしまうんじゃないかなー。
ギャオスやガメラの存在価値も理由付けされてるし、ストーリーとしては、地球規模の環境破壊をテーマにしている。すごく真面目に本気で作っているというのを感じられる映画だと思う。