秘密の花園を読んでみた

ラジオドラマで「秘密の花園」をやってた、が、これが中途半端なところで終わってしまって消化不良。
以前と言っても、小学生時代の頃だが、少年少女文学全集みたいなのに収められていたのを、読んだことがある。ただ子供向けで、抄訳だったんぢゃなかろうか?だいたいの粗筋はなんとなく憶えている。んで、文庫本を購入してあらためて読んでみた。
ただなー、訳が古い。光文社の新訳のものが欲しかったが、在庫切れ。まあ、おっさんなんで古い訳でも、読み進めるにはそれほど難儀はしなかった。
おもしろくて一気に読んでしまいましたよ。少年少女文学としては、古典の部類だろうけど、面白かった-。
作者は、小公女や小公子を書いた人で、小公女のセーラがインドから来るのも、秘密の花園のメアリーがインドから来るのも、同一作者だからなのか?家なき娘の主人公もインド出身。まあ、当時は英領インドなんで、リアリティはあると言う事でしょうか。
最初は、メアリーが嫌な子供に描かれるんだけど、花園を見つけディコンやコリンと付き合ううちに可愛らしい女の子になっていく、コリンも丈夫になり父親もある日唐突に目が覚めて、全ては大団円(大団円なんて、古ッ!)
いやぁー、古典(と言っていいものやら)の破壊力、馬鹿にできねぇ。
続けて、「家なき娘」も読んでるし。ただねー、新訳ものが出ていなくて読みづらいし、意味が通じにくい部分があるのが、難点なんだよね。
今の子供達は読まんのかしら、そういやうちの子達も読んでないよな、確実に...。
ついでにDVDも買ってみた。近所のTSUTAYAにはありませんでしたので、中古をamazonで注文した。まあ、悪く無い出来だったとは思うけど、ちょっと急ぎすぎかなと言う気はした。
調子に乗って、家なき娘のアニメバージョンの「ペリーヌ物語」にも嵌まってしまったんだよね。そのお話はまた後ほど...。